ちょっとしたこと

推しが生きてるだけでスタオベ

そしてオタクとして歳を取っていく

つぶやき〜

 

 

オタクの履歴書を書くなら私の場合は、
2次元→V系若手俳優
になります。
2次元の中でもジャンプ系にハマってた時期や花ゆめにハマってた時期などで細分化されたり、並走してたりする時期もあるのですが、とりあえずざっくり分けるならオタクとして2回ジョブチェンジを経験しています。
スタートは中学1年の頃なので、社会人となった現在まで10年以上オタク文化の中で揺蕩ってきました。
そして最近オタクとして歳を取ったな、とぼんやり思います。


体力がなくなったわけではないんです。
未だに8cmヒール 履いて新大阪までのぞみ自由席立ちっぱなし耐久コースをこなすし、夜行バス帰宅からのアルティメット出勤もこなします。
ただ、夜10時代のアニメを継続して観たり、次々出版される雑誌を追ったりすることが難しくなってきました。
昔なら、月曜0時更新のネットラジオ聞いて、そのまま1時とか2時まで30分のアニメ見るために起きていたり、雑誌は発売日の朝にコンビニで買ったり学校終わってからダッシュで買いに行ったりしたのだけれど。


昔より「熱中しなくなった」と思います。
昔の私、というか未成年の時の私って推しが好き!って気持ちだけで、走ってアメリカ横断できそうな勢いがあった。
それしか見えてない、というかそれが楽しい事のすべて、というか。
推しさえ摂取していれば、テンションブチ上がったし、ストレス吹っ飛んだし、欲という欲が満たされていた。
推しさえいれば甘いケーキもラメが詰まったコスメもいらなかった。
今の私ももちろん今の推しのことが大好きだし、お金と時間を費やしてそれなりに熱中してます。
ただ、推しを摂取するだけでは満たされなくなってきたことも事実です。
推しのことも大好きだけど、コスメも好きだし、スイーツビュッフェも好きだし、お酒も好きだし、展覧会も季節の花々も旅行も好きです。
今自分が欲してるものはなんだ?何を摂取すれば満たされるんだ?って手探りで好きなものを摂取しています。
それが推しのときもあれば推しじゃないときもあって、新しいコスメを買うことで満たされたり、映えMAXなスイーツビュッフェに行って満たされることもあります。
だから井之頭五郎が「俺の腹が今欲してるものはなんだ!?俺の腹は今何腹なんだ!?」って考えながら街を彷徨ってる姿を見るとめちゃめちゃ共感します。
(そして五郎さんが「自分の腹が欲していたぴったりのグルメ」に出会うと私も嬉しくなります。)(いいぞいいぞ〜)


グッズは全然買わなくなりました。パンフレットさえも買ったり買わなかったり。
物をあまり増やしたくない(物を増やすと物を維持するための費用がかかるから。収納グッズ買ったり大きなクローゼットが付いてる家を借りたり。)って気持ちは元々あったのですが、最近はそれに拍車がかかってる気がします。
代わりに時間を大切にしたいというか、グッズ積む金でチケット買ったり、マチソワ間とかの友達とのお茶の時間にお金をかけるようになりました。
遠征に関しても、昔は遠征して現場こなして適当にファストフード食べて即帰宅してたのですが、最近では地元メシ食べたり観光したり、といった周辺要素にもお金をかけるようになりました。


熱中すること、エネルギーを一点に注ぐことを「若さの象徴」とする風潮があります。
そういった意味では、私は「歳を取った」「大人になった」のだと思います。オタクとして。
ひとつのことに熱中することはなくなったけど、今のオタ活は今のオタ活でめちゃめちゃ楽しいです。
熱中しなくなることは悪いことじゃない。
熱中することそれ自体は目的ではなく、自分をゴキゲンにして人生をウルトラハッピーにするための手段でしかない。
歳を取ることは悪いことじゃない。大人になることも悪いことじゃない。
人生はババアになってからの方が断然長い。
その時々の自分の気持ちと欲求と好きなものを大切にしながら歳を取っていければ最高だ。

 


しっっっかし、改めて考えると最近の.5界隈ズルくないか?ダブルオーとかリボーンとかスタスカとか超絶ド世代を舞台化しやがって…
そりゃあまあ原作絶頂期に原作オタクやってた人間たちが社会人になって金払い良くなってきてるのはわかるけど!わかるけど!
学生時代の思い出とのセット売り状態はズルいわ!!!(ダブステ最高でした)
あとヒプマイマイもよくない。とてもよくない。
あれは00年代にオタクやってた層を殺すコンテンツだ。耳から摂取するヤクだ。社畜坂さんの残業代を私の口座から引き落としてくれ。


なんだか気づけばあと数日で平成が終わって令和が始まるらしいですが、令和が始まっても私はオタクのままでしょう。簡単には辞められね〜
新しい時代も楽しい予感しかない。


これからもオタクとして歳を取っていこう。


おしまい